●ベルリンシステム(海水のみ)
ミドリイシなど硝酸塩の蓄積に弱い生体を飼育するのに有効なシステムです。
大型プロティンスキマーにより発生したたんぱく質をこの時点で極力除去してしまいます。
ろ材が入っているとバクテリアによってどんどん硝酸塩へと分解されてしまうのでろ材は入れません。
欠点としてはエサを多く食べる魚は入れることができませんので、サンゴをメインに小型ハゼやテグリなどをワンポイント的に飼育する場合に適しています。
●プロテインスキマー設置のメリットをまとめると・・・
・フィルターの負担を軽減させる
・水換えの頻度を減らすことができる
・水の黄ばみやにおいを抑えることができる
・コケの発生を抑えることができる
・塩ダレを発生させずに水中の溶存酸素を増やすことができる
(殺菌作用があるオゾンを添加する際は生体に触れると害があるためスキマー内で溶解させることが多いです)
・水質をよい状態に保てるのと、病原菌もある程度除去できるので病気の発生が抑えられる
その反面、水中の不純物のほかにサンゴをはじめとした生体に必要なカルシウムなどの微量元素も失われてしまうので必要に応じてカルシウムリアクターや添加剤を使う必要があります。